この遺跡は、花仙山の北側に延びる丘陵の上にあります。県道浜乃木湯
町線の工事に伴い平成14年9月に発見されました。
遺構はわかりませんが、旧石器時代末期(12,000年〜14,000年前)の細
石刃2点、スキー状削片4点、細石刃を剥離したあとの細石核4点などが見
つかりました。いずれも花仙山産の玉髄が使われています。平成12年に同
じ玉湯町の杉谷遺跡で断片的にわかっていた細石刃の制作工程が山陰では
じめて明確になりました。
この技法は湧別技法とよぼれ、東北地方や北海道を中心に発達していま
す。東北地方から移動してきた人々が玉湯町周辺を起点として、西日本各
地へ拡散した可能性が高くなりました。 |

正源寺遺跡出土の細石核と細石刃
(写真提供:島根県埋蔵文化財調査センター)
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