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玉湯の文化財ガイド

■大野田遺跡(玉湯町玉造)
 大野田遺跡は、玉造と大谷との境界付近の谷あいにあります。1998

(平成10)年の調査で、弥生時代後期の川の跡が見つかりました。川の中

には川底に斜めに打った杭を使って、長さ約8m幅1m余りの堰(せき)

が設けられていました。この堰で水をためて、近くの水田に流していたと

思われます。堰によってよどんだ所へ木材が流れ込んで留まり、そのまま

土に埋まったものです。木材の含まれる地層で出土した土器から、弥生時

代後期前半(今から約1800年前ごろ)ごろの遺跡と考えられます。

 見つかった木材の大半は、人間の手が加わった大小の板や角材でした。

その中で明確に製品とわかるものは、ナスビの形をした2点の農耕具 と1

点の火鑽り臼(ひきりうす)でした。きっと大野田遺跡の付近には、水田

耕作をしていた弥生人の集落があったにちがいありません。
弥生時代のせき跡

なすび形クワと火きり臼